size:27×21.5×0.4cm 104p, ソフトカバー
publisher:magazine litteraire 1996年11月 フランス
condition: B
フランスの軽めな文芸誌。毎回一人の作家を特集し、ヴィジュアル的にも楽しめる編集になっているのが特徴です。カバーイラストはRaymond Moretti。今回の特集はギヨーム・アポリネールです。
句読点を排した詩集『アルコール』により近代詩の世界を切り開き、マリー・ローランサンと恋を楽しみ、お金のためにポルノを書き、ルーブル美術館からモナリザを盗んだ疑いで刑務所に連行され、ものすごい読書家でセーヌ河のブキニストをうろついていたアポリネール。エピソード一つ一つがいかにもフランスの芸術家!という感じでとても魅力的。
Jean Jacques Pauvertによる「アポリネールのポルノ」やローランサンやピカソによる肖像画、カリグラム、未来派との関わりの記事などが収録されています。他に、大江健三郎が広島について語っている記事も収録。