稲村隆正
size:20.7×21.5　120p.　 ハードカバー　カバー
publisher：朝日ソノラマ　1978年　
condition：B

朝日ソノラマ写真選書シリーズの稲村隆正『踊り子』。
第一部は昭和20年代に浅草のロック座の踊り子の楽屋、そこに通い詰める永井荷風、日劇ミュージックホール、そしてジプシー・ローズを夢中になって撮った写真です。
添えられている文章は永井荷風の『つゆのあとさき・踊子』より。

第二部は昭和50年から53年までに日劇ミュージックホール、日劇、赤坂のナイトクラブ「コルドン・ブルー」の３ヶ所で撮影された写真です。額縁ショーやレヴューなど、猥雑でエロチックながらも「スレスレのところで厳然として卑猥になっていない」。30年間踊り子たちを見つめてきた写真家の真骨頂。